ブディミルと久保は19−20シーズンでチームメイトに photo/Getty Images
今季リーグ戦で3回目のドブレーテ
オサスナのビセンテ・モレノ監督が、チームのエースの活躍を絶賛した。 そのオサスナは、日本時間2月3日にラ・リーガ第22節レアル・ソシエダ戦を迎え、その難しい相手に勝利。エースのアンテ・ブディミルが2得点を決め、2−1で逃げ切った。 試合は、レアル・ソシエダがボール支配率でわずかに上回るが、オサスナも果敢に攻め、一進一退の状況が長く続く展開となった。 そんな中、34分にエースのブディミルが先制点をマークする。彼はボックス内で相手DFを背負うと、味方のスルーパスにタイミング良く反転して抜け出し、長身選手特有の長い手で相手を押さえ込みながら、ゴール左側の角度のないところから強引に左足を振り抜いて見せた。それが鋭いシュートとなり、GKとポストの狭い空間を抜けてゴールへと吸い込まれていった。 そして彼の2点目が生まれたのは74分のことだった。ルベン・ガルシアがドリブルで右サイドを突破し、ソシエダ陣内に深く侵入すると、冷静にファーへと走り込んだブディミルに柔らかいクロスを供給。それを彼がヘディングで合わせ、2−0とした。 試合後のインタビューで、モレノ監督は大活躍だったブディミルに対し、こう褒め称えた。 「彼は歴史を作っている。彼は自分のやるべきことをやり続けている。それは今後も変わらないだろう。彼は毎日努力し、苦しい時期を経験することもあるが、結果を出す選手であり、彼がゴールを決めることは我々にとって非常に良いことだ」 そんなブディミルは現在33歳。マジョルカ時代には久保建英とも同僚だった。昨季はラ・リーガで17得点を決め、そして今シーズンはここまでラ・リーガで12ゴールを決めている。ゴールランキングではロベルト・レヴァンドフスキ、キリアン・ムバッペに次ぐ3位タイにランクインしている。 レヴァンドフスキとムバッペの影に隠れ、目立たないかもしれないが、コンスタントに得点を重ね続ける彼のパフォーマンスは素晴らしい。今後も着実にゴールを取り続ける彼の活躍に注目だ。